こんばんは 呑みたい夜もある リューイチです。

今回で超大径タイヤの記事も最後です。フロント側の超大径タイヤを作っていきます。
フロントタイヤはリヤタイヤよりもグリップを落として作るのがセオリーです。
ステアリング機構が無いミニ四駆は、前輪を滑らせながらコーナーを走っています。
前輪が滑りやすいほど旋回性能が高くなり全体的な速度が上がります。
グリップ力を落とすには日光や紫外線を当ててゴムを劣化させる方法が一般的です。

少し逸れて材料の話になりますが、2012年以降のミニ四駆のタイヤには新しい素材が使われるようになりました。通称『干せないタイヤ』。このタイヤは日光や紫外線では殆ど劣化しない為、フロントタイヤには向かないと思います。
なので2012年より前に製造されたキットやGUPに頼ることになるのですが、世間にどれだけ残っているか解りません。昔のキット、つまり当時物を見かけたら貴重な『干せるタイヤ』が入っていると思っていいでしょう。
余分に確保するかは財布と相談です(・◇・)ゞ

では作り方に戻りますが、側面整形まではリヤタイヤと同じなのでそちらの記事をご参照あれ。
タイヤ幅を決める段階から進みます。前後のタイヤでグリップ力に差を生む為に、リヤよりもタイヤ幅を細く作ります。今回は2mmで製作しました。
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幅が決まったらリヤタイヤと同じく真円出し。
こまめに直径を計測して目標の大きさどおりのタイヤを作ります。
角を丸く削っておくと、なお良し( ´∀`)つ◎
画像 007

そして出来上がったタイヤを日光や紫外線に当てて劣化させます。
まもなく夏になるのでタイヤを干すにはいい時期です。
劣化してグリップを失うとタイヤ表面がテカリだすので、下の画像のようになれば干し作業終了です。
期間は真夏だと2日~1週間ほどでしょうか。紫外線の量で変わります。
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この状態になると表面はツルツルしていてコーナーでよく滑ります。
最後に4輪ともスポンジタイヤのダミーを履かせて完成です。
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ちなみに干せないタイヤは削るときにネバつくので加工そのものが向いてません。

今回作った超大径タイヤの材料

X用カーボン大径ナローホイール 2セット
インナータイヤとしてリヤ用スリックタイヤ(ブルー)2本
アウタータイヤとしてリヤ用スリックタイヤ(干せる)2本
スポンジタイヤ4本

では、これで超大径タイヤ製作記事はおしまいです。
とりあえず今日はまったり呑みます('▽'*)♪
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